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爪水虫(爪白癬)の治療方法と薬を知ろう | 爪水虫の教科書

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爪水虫の教科書では、爪水虫に悩む方に爪水虫を治すための治療方法や、爪水虫に使う飲み薬・塗り薬についてご紹介しています。

難しい医療専門用語は使わずに爪水虫の原因や治療方法の種類についてご紹介していくので、どうやったらどのくらいの期間で治すことができるの?と疑問に思っている方は3分〜5分程度で読み終わるのでぜひ読んで見てください!

爪水虫(爪白癬)とは

爪水虫とは正式名称で「爪白癬」と呼ばれる病気で、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が爪と皮膚の間に繁殖することが原因で起こる症状です。

爪水虫になってしまう方の多くが足の水虫を最初に発症していることが多く、足の指の間などの水虫が爪に侵入して感染してしまい爪水虫になることが多くなっています。

爪水虫の原因は水虫と同じで白癬菌が繁殖することによる病気ということです。この白癬菌が頭に感染すると「しらくも」と呼ばれる病気になり、体に感染すると「たむし」という病気となり、陰部に感染すると「いんきんたむし」と呼ばれる病気になってしまいます。

日本人はどのくらい爪水虫の人がいるの?

日本人ってどのくらいの人が爪水虫なの?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?実はあまり知られていませんが、日本人の爪水虫の患者数は10人に1人(1,200万人)と言われています。

2004年のデータですが、2004年には約260万人が爪白癬(爪水虫)を治療する為に皮膚科で診察を受けているという情報もあります。

もちろん、爪水虫意外にも足の水虫や手の水虫などを合わせるもさらに多くの患者さんが存在し、全体んでみると約2500万人以上と言われています。日本の人口から計算すると約4人に1人は何らかの水虫ということになります。

これだけ多くの水虫患者がいるとどんなシーンでも感染する可能性があり、日頃から予防やケアを行っていないとうつされてしまう可能性も十分にある病気です。

参考情報:爪ネット

爪水虫はどんな症状か?特徴を知ろう

爪水虫に感染してしまった爪には必ず何かしらの症状が現れてきます。

爪水虫の症状は次のようなことが多くなっているので自分の爪を見てイメージしながら読み進めてください。

爪の表面が白く濁ってきた

爪の表面が白く濁ってきていてその範囲が徐々に広がってきている方や、もともと水虫に悩んでいて爪が白く濁ってきた方は高確率で爪水虫の可能性があります。

表面が白く濁ってきた状態の爪水虫は比較的初期症状なので一刻も早く治療を行うことでできるだけ早く完治させることが可能です。

放置しておくと徐々に白癬菌が繁殖していき悪化してしまったり他の爪に感染(うつる)可能性が高いので注意しましょう。

爪が黄色ぽく変色して分厚くなる・浮いている

爪が白く濁っている状態を放置していると、だんだんと爪が分厚くなり黄色っぽく変色して浮いているような状態になってしまいます。

この状態になると爪切りで爪を切るのも少し難しくなってきますし、早く治療しなければ爪がボロボロに粉のようになって剥がれてきてしまいます。

爪がボロボロになって剥がれたり粉が落ちるようになると他の指の爪にうつったり、一緒に暮らしている人にも感染させてしまう最悪のケースになってしまうのでできるだけ早く治療を行うようにしましょう。

爪がボロボロ・カサカサになっている

爪が白くボロボロ粉っぽくなっていて爪のしたほ肌が見えている方や、カサカサ乾燥して剥がれてきてしまっている方は爪水虫の中でも末期症状に近いケースです。治療するには飲み薬での治療や塗り薬での治療、レーザー治療のいずれかが必要になり、1年程度の治療期間が必要になるケースが多くなっています。

どうせ治らないから・・・。と放置していると自分の周りにいる家族や一緒に住んでいる人にうつしてしまう可能性もありますし、自分の爪以外の部分に白癬菌が感染して手の爪水虫やたむしなど思わぬ方向へ進んでしまう可能性があるのでしっかり治療することが大切です。

爪水虫を放置すると危険!家族にもうつる

爪水虫の症状でも少し触れましたが、爪水虫は放置しておくと家族や子供、同居している人に感染させてしまう病気です。

爪水虫は水虫とは異なり一度感染してしまうと治療するまでに長い期間(6ヶ月〜1年程度)かかってしまうため非常に根気のいる治療となってしまいます。自分だけならまだしも家族全員が感染してしまい治療するとなると費用もかさんできますし、1人が治ってもまた誰かから感染してしまって繰り返してしまう可能性もあるので放置だけは絶対にやめましょう。

日々の生活で爪水虫に感染する可能性のあることをまとめたページがあるのでどんな時、どんな環境だと爪水虫に感染してしまうのか知りたい方は合わせて読んでみてください。

>>爪水虫の原因と感染(うつる)経路について

糖尿病と爪水虫の合併症にも要注意

糖尿病患者さんの場合爪水虫に感染する頻度は健康な人の2.77倍あったとの報告もあり、糖尿病と爪水虫の両方を併発すると合併症を引き起こしてしまう危険性があるんです。

糖尿病中で免疫力が弱まっている時に爪水虫に感染すると合併症を引き起こしてしまい、壊疽(えそ)や穿孔(せんこう)になってしまうこともあります。

※壊疽(えそ):組織が壊死し、腐敗性変化により黒っぽく変色した状態
※穿孔(せんこう):穴があくこと

このような状態になると最悪切断が必要になってしまいます。

また爪水虫の飲み薬は飲み合わせでの副作用が多く、糖尿病治療中は爪水虫の薬を飲むことが難しいケースもあります。糖尿病になってしまった最悪のケースも考えて爪水虫は早期に治療して完治させておくことが大切です。

参考情報:水虫ちゃんねる-水虫に油断するな!

爪水虫(爪白癬)の治療法の種類や薬について

爪水虫を治療する方法は大きく分けると3種類あります。

  1. 飲み薬での治療
  2. 塗り薬での治療
  3. レーザー治療

それぞれの治療方法を比較した時、爪水虫を完治するまでの期間がもっとも短いものや長いもの、完治率などについて表にまとめたので参考にしてください。

3種類の治療方法「完治までの期間目安表」

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治療期間 完治率 人気度
飲み薬での治療 6ヶ月〜1年  75.2%〜91.5%
塗り薬での治療 48週間〜52週間  14.9%〜17.8%
レーザーでの治療 6ヶ月  68.8%

爪水虫を飲み薬(内服薬)で治療する方法

爪水虫をしっかり完治させる治療方法として代表的な飲み薬(内服薬)ですが飲み薬に2種類あります。それぞれの特徴を簡単に見てみましょう。

イトラコナゾール(イトリゾール)

イトラコナゾール(イトリゾール)は皮膚科で処方してもらう爪水虫の代表的な飲み薬です。

爪水虫の原因である白癬菌を体内から退治していく役割をする抗真菌薬で塗り薬で治りづらい爪水虫をパルス療法という薬の飲み方で治療していきます。

イトラコナゾールはたんぱく質のケラチンとの相性がよく、薬を飲むと体内の血液中を通って爪へと薬剤がしっかりと行き届くようになっています。

この薬の特徴は一度飲んでから薬が爪に移行して一定の期間は薬が残り白癬菌を抑え続けるところにあります。治療期間としては約6ヶ月程度となりますが爪水虫を治すための期間としては短い方法なので短期間で治療したい方へおすすめの方法です。

注意点としては、イトラコナゾールは他の薬との飲み合わせの制限が多くあり他の病気を治療していたり他の飲み薬を飲んでいる人は基本的に飲むことができません。

また、肝臓にかける副作用も比較的大きいため医師としっかりと相談した上で服用する必要があります。

ラミシール錠(テルビナフィン)

ラミシール(テルビナフィン)も爪水虫を治すために有効な飲み薬です。イトラコナゾールとは異なり毎日服用するタイプの飲み薬です。

イトラコナゾールよりも飲み始めてから治療するまでに長い期間がかかってしまいますが、1年程度飲み続けることで高い治癒率があることがわかっている薬なので時間がかかってもしっかりと完治させたい。と言う方におすすめな飲み薬です。

注意点としては、やはり副作用があるため定期的に肝機能検査や血液検査をする必要があり場合によっては途中で薬を中止しなければいけなくなることもある為誰でも継続できる薬ではないということです。

しかし、イトラコナゾールとは違い飲み合わせの悪い薬の種類が少ない点はメリットです。

飲み薬を2行で整理!

飲み薬で短期間での治療を選ぶ方は「イトラコナゾールのパルス療法」を選び、時間をかけて高い治癒率を目指す方は「テルビナフィン」を毎日服用する方法が適しています。

飲み薬「ラミシール・イトリゾール」の注意点

ラミシール イトリゾール
警告 重篤な肝障害,血球減少投与前
定期的な血液検査
禁忌 重篤な肝障害,血液障害
本剤に過敏症
ピモジドなど13剤の併用禁忌薬,
本剤に過敏症,重篤な肝疾患,妊婦
慎重投与 肝・腎障害,高齢者 薬 物 過 敏 症・アレルギーの既往,
肝・腎障害,うっ血性心不全,高齢者
基本的注意 重篤な肝障害,血液障害
(定期的な血液検査は必須)SJS,TEN
問診,(肝機能検査が望ましい)
うっ血性心不全の可能性がある疾患
カンジダ症に対する長期投与
重大な副作用 重篤な肝障害,血液障害
SJS,TEN,横紋筋融解症
うっ血性心不全
肺水腫(頻度不明)
肝障害,SJS
高齢者 慎重投与 用量調節の必要は少ない
妊婦 安全性未確立 ラットで催奇性
産婦,授乳婦 ラットで乳汁中へ移行 ヒトで乳汁中へ移行
小児 安全性未確立 有益性がある場合のみ
過量投与 悪心,腹痛,めまい
その他 眼科的検査(6カ月以上投与時) 血糖降下剤との併用で血糖低下

参考資料:日本皮膚科学会ガイドライン

爪水虫専門の塗り薬(外用薬)での治療法

爪水虫は塗り薬(外用薬)が爪の奥まで浸透していかないので塗り薬での治療は難しいとされていましたが、浸透性に優れた塗り薬の登場で塗り薬でも治療することが可能になりました。

皮膚科などの医療機関で処方される塗り薬の場合には主に2種類あります。それぞれの特徴や完治率について見てみましょう。

クレナフィン

クレナフィンはエフィナコゾールと言う有効成分を配合している爪水虫専用の塗り薬で先端にハケがついていて爪に塗りやすくなっている薬です。

皮膚科で処方される塗り薬の中でもっともポピュラーな薬で、52週間使って爪水虫を完治できた人は17.8%というデータもあります。100人中約18人が完治できたということですね。

塗り薬は飲み薬に比べると治癒率が少し低く効果がないんでは?と思う方も多いのですが、飲み薬は自分の健康状態によっては服用できない可能性もある薬なので塗り薬も活用方法によってはとても有効な薬ということができるんです。

塗り薬を塗ることでそれ以上爪水虫を悪化させることも予防することができるので飲み薬の副作用が不安な方は医師に相談して塗り薬を処方してもらいすぐに治療を始めることをおすすめします。

ルコナック

ルコナックはルリコナゾールという有効成分を配合している塗り薬で先端に小さなポッチがついていてそこを爪に押し当てると薬剤が中から出てくる仕組みになっています。

48週間使った結果、14.9%の方が爪水虫(爪白癬)を治療することに成功している薬となります。

やはりルコナックもクレナフィン同様に飲み薬やレーザー治療と比較してしまうと治療率が低くなってしまいますが、爪水虫の場合には「この治療方法が一番!!」というのはなく、患者の健康状態や爪水虫の症状によって薬を使い分けることが多いため塗り薬も必要な薬と認識しておいてください。

爪水虫のレーザー治療法

爪水虫(爪白癬)の治療として今注目されているのがレーザーでの治療方法です。

爪水虫のレーザー治療と言えば「ロングパルス Nd:YAGレーザー治療」が主流ですが、このレーザー治療は爪白癬菌が存在する部分に連続照射することで熱で白癬菌を死滅させていく治療方法となります。

36名の足の指の爪白癬を対象としてレーザー治療を行った結果を5段階で評価している資料の記載には、

80趾(足の指)のうち
38趾(47.5%)が治癒
3趾(3.75%)が著効
7趾(8.75%)が有効
10趾(12.5%)がやや有効
12趾(15.0%)が無効
すなわち爪白癬の治療として治癒からやや有効までが72.5%と高い有効性が示された。

参考資料:順天堂大学医学部附属浦安病院皮膚科学教室

との報告が記載されていました。レーザー治療に副作用はなく飲み薬とは異なり比較的誰でも受けられる治療方法だということができます。

レーザー治療を受けた91%の人が効果を実感し、86%の患者さんが「大変満足」「満足」と答えているのでレーザー治療を受けた方のほとんどが何らかの変化を感じられていることがわかります。

そしてレーザー治療の最大のメリットは、授乳中の女性でも治療が受けられると言う点です。飲み薬や塗り薬の場合には授乳中の服用は基本的にできませんがレーザー治療であれば問題なく治療することができます。

通院するのも3〜4週間に1度でいいため続けやすい治療方法だということができます。

初期症状ならクリアネイルショットも有効活用できる

爪水虫初期症状や爪水虫予防として市販薬のクリアネイルショットも有効活用することができます。

クリアネイルショットは東証一部上場企業の(株)北の達人コーポレーションが販売している信頼性の高い爪ケアジェル商品です。爪には浸透しづらいと言われているジェルやクリームですが、浸透力特化型にすることでケアを実感しやすい作りになっています。

カサカサしたりゴワゴワしていたり濁ってきた爪を1日1回塗るだけでケアできる商品なので今とても注目を集めて人気となっています。

現在注文殺到につき、購入してから2週間〜3週間待ちの状態となってしまっていますが一度購入して使ってみる価値のある爪ケアジェルなので爪のことで悩んでいる人はぜひ一度使ってみることをおすすめします。

【最後に一言】

爪水虫は放置していても治る病気ではありません。

放置をしておくとどんどん悪化してしまい、最終的には爪がなくなってしまったり自分の体のあらゆるところへうつったり人へ感染させてしまう病気です。

ビジネスシーンでも爪が不衛生だと印象がとても悪いですし、温泉などで爪を見られると避けられてしまう可能性もありますしとにかく見ていて不愉快な思いをされてしまうことが多くなっています。

もちろん一番辛いのは自分ですが、周りの人にも迷惑をかける可能性が高い病気だとしっかり自覚する必要があります。

水虫とは異なり完治するまでに期間がかかるため根気のいる治療となりますが、気長に諦めずしっかりと治療を継続することが自分にも自分の周りの家族や同居人のためにもなります。

まずは皮膚科で診察してもらい治療を進めるのが一番の得策ですが、時間のない方や自宅で手軽に爪をケアしたい方は通販で購入できるクリアネイルショットを使ってみることをおすすめします。